むちうち症

むちうち症によくある症状

  • 事故から1週間たったら首や背中が痛くなってきた

  • 首の痛みと同時に肩や腕、手先に痛みやしびれを感じる

  • 首回りが重く両肩におもりや石がのっているような感覚がある

  • 急に首が張ってきて頭の重さを感じる

  • 首が固まり下を向いて事務仕事や台所での作業ができない

  • 首回りから時々ほほやあごのあたりまで痛みが広がる

むち打ち症の症状とは?

むち打ち症の症状とは?

むち打ち症は首の痛みだけというイメージがありますが、実際はさまざまな症状があります。

痛みだけでも首以外に肩や頭、ときに両あごにも痛みが広がることがありますし、ずーんとした重さも首だけでなく肩や背中にかけて感じることがあります。

首の動きも悪くなり、左右を振り向きにくくなるという症状のほか、左右に首を傾けたり、上下を向いたりということがしにくくなるケースもあります。

このような痛みや重さや運動制限が代表的な症状ですが、むち打ちはこれだけに限りません。

人によって異なりますが、視覚の機能障害(めまい、目のかすみ、目の疲労感)やそれに関係する吐き気、また首回りの神経障害によって握力が低下したり、頚髄と呼ばれる首の骨の中に納まっている脊髄がダメージを受けることで、首から遠く離れた足さきの麻痺やしびれという症状を呈する場合もあります。

このように首回りのダメージにより視覚や足の神経のような一見直接関係のない場所に対しても影響が出るのが、むち打ち症の症状の特徴です。

むち打ち症の種類は?

むちうちは以下の5種類に分類されると言われています。頚椎捻挫型、神経根型、バレリュー症候群型、脊髄症状型、脳脊髄液減少症です。

頚椎捻挫型

最もポピュラーなむちうちで、むちうちの約70%がこの頚椎捻挫型だと言われています。
首の捻挫や靭帯損傷を起こしている状態で、首から肩にかけての痛みや違和感、頭痛といった症状が出ます。

神経根型

首の骨の歪みなどが原因で、神経の根元を損傷している状態です。
首だけでなく腕や後頭部、顔面にまで痛みが出ることがあり、腕のしびれや知覚障害などが起こることもあります。

バレー・リュウ症候群型

むちうちにより自律神経に影響が出て、頭痛やめまい、吐き気などを引き起こしている状態です。
難聴や耳鳴り、目にかかわる症状など、一見むちうちとは無関係に思えるような問題が起こる可能性もあります。

脊髄症状型

脊髄やそこから伸びている神経が損傷することで、首や腕だけでなく足にまで痛みが起きている状態です。
足のしびれや知覚障害が起こり、歩行が困難になったり、排泄障害が発生したりする場合もあります。

脳脊髄液減少症

脳と脊髄を覆うクモ膜が破れて、脳脊髄液という体液が漏れ出している状態です。
頭痛、めまい、耳鳴り、だるさなど、様々な不調が続くと言われています。

上記のうち、特に脊髄症状型と脳脊髄液減少症はかなり重度のむちうちで、場合によっては脳神経外科での治療が必要になります。
強い痛みや体調不良を感じるはずですので、整形外科や脳神経外科などの病院で検査を行ない、医師の指示にしたがって治療を受けて下さい。その他、必要に応じて医療機関の受診のお勧めなど適切な対応を心掛けております

むち打ちの治療法とかかる治療期間や来院頻度

主に、交通事故によるむち打ちの場合、医療機関でのX線写真撮影、MRI、CTといった画像検査を中心に適切な検査を受け、どのようなタイプの障害であるか確認していきます。 その上で症状に応じて内服薬の処方や固定等で安静にする事が求められます。

当院では医師の診断内容を確認した上で、手技や電気治療、必要に応じて運動療法を行い治療を進めていきます。頭痛やめまいなどの症状に対して鍼灸治療を行うこともあります。

治療期間は短いものであれば2週間程度ですが、長期にわたるものも存在します。またむち打ち症は、可能であれば毎日通院するつもりで通うことがおすすめです。 このようにむち打ちが疑われる場合は応急処置の後、検査を受けて原因を探りつつ治療を受けるのがむち打ち症にかかる治療の流れとなります。どのくらいの期間で来院頻度がどのくらいになるかは、かかった病院や整骨院で判断を受けましょう。

当院の首施術がむち打ちに最適な理由

むち打ちはデリケートな外傷です。

そのため当院では個々のむち打ち症状に合わせた施術を行っています。 また事故によって完全に崩れてしまった全身のバランスを整える施術も行い、むち打ち症状に対して的確な評価を行います。最終目標としては、事故に遭われる前の状態を目指して改善を試みていきます。運動療法で改善が期待できるものに対しては、自宅での運動アドバイスも積極的に行い、施術者と患者様との二人三脚でゴールを目指していきます。

このようにデリケートな重症化したむち打ちに対しても個々の症状に合わせた施術を行い、身体のバランスを整え、必要に応じて運動療法も組み合わせながら施術していくのが当院の首施術の特徴です。

むち打ちの施術に関するよくある質問

Q.むち打ち症の治療に保険を使えますか?

A.使うことができます。
スポーツ等のケガが原因の場合は健康保険、交通事故が原因の場合は自賠責保険が適用となります。
労災保険の適用になるケースや、場合によっては健康保険が利用出来ないケースも稀にありますので不明な点は遠慮なくご相談下さい。

Q.他院で事故によるむち打ちの治療中ですが、こちらで継続して受けることはできますか?

A.継続して受けることは可能です。
ただし、交通事故によるむち打ちの場合治療費は保険会社が支払う形になるため、当院への転院による継続通院を受けたい旨を保険会社へお伝えいただき、同意を得ることが前提となります。
そのような対応ができなかった場合に関しては、残念ながら交通事故による継続治療を当院でお受けできない場合があります。 

Q.整形外科で定期的にレントゲンを撮ってもらっているのですが、そちらの整骨院と一緒に通院することは可能ですか?

A.可能です。整形外科を受診されない日に当院で施術を受ければ問題ありません。
ただし、治療費の支払いを行う保険会社へ、当院にかかりたい旨を事前に連絡していただくようにお願いします。
当院宛に保険会社から連絡が来なかった場合は、自費での治療かあるいは交通事故のむち打ちの施術をお受けできない場合があります。
まずは保険会社へ当院にかかりたい旨をお伝えください。

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